民事再生手続きとは

皆さんは債務整理或いは任意整理という言葉を聞いたことがありますか。これは読んで字の如く、債務を整理することで、これは例えば借金が増えて返済できなくなったときの一種の対策であり、救済手段であるとも言えます。最近はよくクレジットカードを使いすぎて、自分の支払い能力を超える買い物をしてしまい、その結果債務を抱えてしまう。そこでできた負債を返済するために、さらに別のところで借金をしてしまい、それを返済するためにまた別のところで借金するという、抜け道のない悪循環に陥ってしまい、負債が膨らんだという話を耳にします。或いは失業して収入がなくなったために住宅ローンが払えなくなった、などとこの不景気にまつわる話は幾らでも聞きます。こうした場合自力で債務の返済に目処をつけるのが、当然ながら一番の方法です。ですがそれが不可能になったときに、最後に頼るのはこの債務整理或いは任意整理です。皆さんも万が一しそうした不幸な状況に陥ったときのために、こうした債務整理、任意整理については知っておいても損はないと思います。以下こうした債務整理の具体的な話について紹介していきます。
一口に債務整理と言っても、その債務整理の中身にはいろいろな種類があります。そのうちの一つが民事再生と呼ばれるものです。皆さんはこの民事再生という言葉を聞いたことがありますか。聞いたことはなくても、その文字を見てなんとなくその内容が想像できるのではないでしょうか。民事再生とは多額の借金に苦しむ人が裁判所に申し立てをし、借金の総額を100万円または元の借金の5分の1まで減らして、その後3年間で返済するという手続きです。同じく債務整理の手段の一つとしてよく知られているものに自己破産がありますが、この自己破産と民事再生とはどのように異なるのでしょうか。自己破産と民事再生の違いが、自己破産は借金を帳消しにできますが、同時に財産も失われてしまいます。厳密には全ての財産が失われるわけではなく、不動産や自動車などの価値の大きい財産が失われるわけで、生活必需品とみなされる家財道具などは手元に残ります。この自己破産に対し、民事再生は財産を残したままの状態で、借金を大幅に減らすことができます。不動産も、たとえ住宅ローンが残っている家でもなくならずに手元に残ります。また自己破産が借金の理由も問われるのに対し、民事再生は借金をした理由が問われませんので、たとえギャンブルや浪費等といった不名誉な事情によって借金をしていたとしても、借金を減らすことが可能です。ここでは民事再生が一体どういうもので、またその手続きの過程でどういったことを行うのかをわかりやすく説明してみます。

この民事再生の制度は、裁判所へ申し立てをして借金を一定の金額にまで帳消しにするという手続きです。よく誤解されてしまいますが、民事再生手続きの主旨は破産を申し立てた人を追い詰め、その責任を追及する制度ではありません。また刑事罰が下されるということもありません。その主旨は寧ろ、ここである程度債務整理を行うとともに、借金を今後の戒めとし、それ以降の人生をやり直すための制度であると考えることができます。民事再生に限らず、自己破産をはじめその他の債務整理の考え方はみなその視点に立っています。皆さんも万が一返済できない多額の借金に苦しむようになったら、こうした債務整理に関する専門家に相談してみることをお勧めします。そうすれば借金の多い生活から抜け出す、何らかのヒントが得られるでしょう。

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最終更新日:2016/11/17